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AIIB、開業4年半で投融資額は想定の半分以下

中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)は28日夜、金立群総裁の2期目の続投を決めた。

開業4年半で投融資額は約200億ドル(約2兆1千億円)と当初想定の半分以下にとどまった。

中国の強硬な外交姿勢に反発が強まることも懸念材料だ。

AIIBは16年1月に開業した。

中国が最大の3割を出資し、増資など重要な案件で拒否権をにぎる。

加盟国・地域は承認ベースで102あり、日米が主導するアジア開発銀行(ADB)の68を上回る。

主要7カ国(G7)で米国と日本だけが参加していない。

自前で案件を発掘、審査する単独融資が増えた。

金額では単独融資が全体に占める比率は16年の25%から20年は84%まで上昇。



課題は伸び悩む投融資だ。

中国との外交関係が悪化する国が多いのは今後の懸念材料。

インド向け融資は首位だが、経済での対中制裁を強める。

中国主導のAIIBが今後もインドに積極融資するかどうかは不透明。

中国の国際的な影響力の拡大を警戒する米国が、支援を仰がないよう横やりを入れる可能性もある。

データの安全性や安全保障も絡んで注目される。

人材確保も悩みの種だ。

職員数は約350人。発足当初の数十人からは大幅に増えたが、それでもADBの10分の1にとどまる。






https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62012720Y0A720C2FF8000/