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インドの新車販売が世界4位に浮上、初めて400万台を突破

インドの2017年の国別自動車販売台数は、初めてドイツを抜いて世界第4位に躍り出た。

トップは中国で、断トツの2887万台、前年比3%増。

2位は米国で1723万台、同2%減。

3位は日本で523万台、同5%増。

4位のインドは前年比10%と大きく伸びて401万台と、初めて400万台を突破した。

ドイツは前年比3%増の385万台。


インド政府は16年11月に高額紙幣の1000ルピー札と500ルピー札を廃止した。その際に、新紙幣の供給が遅滞したため同年11月と12月の新車販売に大きな影響が出た。その結果、17年11月は前年比20.1%増、12月は14.3%増と前の年の反動によるプラスがあり、この2ヵ月で約67万台の新車が売れた。

通貨の混乱がなければ、16年のインド新車販売は確実に370万台を上回り、ドイツの371万台を抜いて世界第4位の座を獲得していただろう。


中国は17年、SUVの販売台数が900万台を突破したが、それ以外のカテゴリーは前年比マイナスで、市場全体の伸び率は3%強にとどまった。中国汽車工業協会は、18年の国内需要を前年比3.8%増の2998万台と見積もっている。


米国は3年連続の1700万台超えだったが、3年間の中で17年は最も低い実績だった。

3位の日本は、登録車が339万台、前年比4.5%増、軽自動車は184万台、同6.8%増で、合計523万台だった。2年連続でマイナスだった16年および15年の実績は上回ったが、13年と14年の実績には届かなかった。欧米の市場調査会社は、東京オリンピックが開催される20年以降の日本市場については「ゆっくりと減少し続ける」との見方が多い。


そして4位のインド。2010年代に“中国と並んで期待される市場”といわれていたが、中国ほど劇的な伸びは示さず、一進一退を続けながらの400万台突破である。


一方、4位の座を奪われたドイツは14年から4年連続の前年比プラスだが、買い換え需要中心の成熟市場であり、今後5~6年の上限は400万台強といわれる。成長市場のインドとドイツの差は毎年少しずつ大きくなっていくだろうと推測される。


自動車需要を決める要素は、人口と1人当たりのGDP(国内総生産)といわれる。人口は中国が13億8000万人、インドが13億7000万人と拮抗している。ともに世界で1位、2位を争う人口が多い国だ。

中国が1980年代以降の“一人っ子政策”によって若者層人口を抑制したのに対し、インドは最近5~6年の伸びが大きい。米国の人口は3億2000万人、日本は1億2000万人で、この差がそのまま日米市場の規模の違いといえる。5位のドイツは約8000万人であり、その17倍の人口を抱えるインドがやっとドイツに届いたという事実は、1人当たりGDPの差である。


世界の国別自動車市場を2016年実績で見ると、年間約200万台以上の販売実績を持つ国は10ヵ国しかない。中国、米国、日本、ドイツ、インドのほかは、6位イギリス、7位フランス、8位ブラジル、9位イタリア、10位カナダだ。この上位10ヵ国の合計は約6587万台であり、全世界の需要9386万台の70%を占める。


出典: CAR and DRIVER

http://diamond.jp/articles/-/159022


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