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ロシアで、中国車が市場シェア拡大


    (2021年ロシアで最も売れた中国車 長城汽車のSUV Haval)



ウクライナ侵攻後も、中国メーカーは、ロシアでの生産、市場への車両供給を継続。

販売シェアを伸ばし、カーシェアリングなどの分野でも存在感を発揮しています。


●ロシアにおける2021年の中国ブランド車の新車販売台数は11万5,700台。2020年に比べて倍増


・新車販売台数全体に占める中国車の割合も、前年の3.6%から6.9%に拡大。


・最も売れたのが長城汽車のスポーツ用多目的車(SUV)ブランドのハバルで3万7,772台(前年比2.2倍)。

2位がチェリー(奇瑞汽車)の3万7,118台(同3.2倍)、

3位が2万4,587台(同58.9%増)を販売したジーリー(吉利汽車)だった。





●2022年6月の中国車シェアは、過去最高の21%


・2022年6月のロシアでの中国ブランド車の新車販売台数は6,875台。

月別にみたロシア全体に占める中国車のシェアは、過去最高の21%を記録した。


・中国車の現地生産としては、長城汽車がトゥーラ州に有する工場がある。ここでは、ハバルを組み立てている。2019年の工場稼働以降、順調に業績を伸ばしてきた。2021年には、3万9,663台を生産した。これは前年比で2.7倍の伸び。


外国ブランド車枯渇で、消費者は中国車購入を検討


・2022年3月20日付ロシア新聞は、「現在の中国の自動車産業は、信頼性や制御性能、快適さ、デザインで大きな飛躍を遂げている」とした。


・アフトスタトが2022年6月に実施したアンケート調査でも、「中国車を買う用意がある」との回答は実に40.7%に上った。一方で、「中国車は絶対に買わない」との回答も20.4%と、決して少なくない。


・しかし、実際のところ、ロシア国内の外国ブランド車の在庫は減り続けている。

唯一の例外が中国メーカーで、大量の出荷を継続している。

●「中国車頼み」は、カーシェアリングなど新分野でも

・カーシェアリングの分野では、従来、欧州や日本、韓国の車種が主流だった。しかし、ここでも既に中国車が投入され始めている。

・カーシェアリングサービス業界2位のデリモビリは7月、奇瑞汽車が生産する「チェリー Tiggo 4」を150台調達。同社が中国車の購入するのは、初。2023年以降も、毎年1万~1万2,000台の中国車を新規に購入していく計画だ。


・業界トップのヤンデックス・ドライブも2022年内に最大7,000台の中国車の購入を計画していると報じらた。


・国産電気自動車「Evolute」の製造プロジェクトでも、パートナーとして東風汽車の関係会社が選ばれた。

Evolute は9月の生産・販売開始が見込まれている中で、中国系企業が関与するようになった。


(情報元)JETRO

https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2022/011e4a7aa12cbf4b.html



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